装備の需要と供給と利益
いい錬金がついた装備であれば高く、よく売れるとは限りません。
例えば大成功が3つついた装備であっても、欲しい人がなかなかおらず、同じ数字の装備を作った人が多ければ自分の並べたものが売れる確率は減り、値下げ合戦が激しくなり、結果安値で売ることになることもあります。
逆に欲しい人が沢山いるにも関わらず、その錬金をする職人が少ない装備は失敗混じりでも思わぬ値段でポンポン売れたりします。
後者はよくバブルなどと呼ばれます。私も何回か経験しました。
例えばテンの日が最初に導入された2016年1月。
テンの日は迷宮でプーちゃんからコインボスカードがもらえますが、当時は現在とは仕様が違い、使えるのは1日のみ。当時もらえる最高値のコインボスカードはドン・モグーラでした。
この頃、ドン・モグーラの構成は魔戦賢魔法2で事前準備後FBから瞬殺するのが定番。賢者と魔法は上下攻魔装備で頭に混乱耐性をつけるのが主流でした。
ドン・モグーラ自体は2015年10月に登場しており、ヘビーなプレイヤーは既に何度もドン・モグーラに行っていたはずです。
しかし一般プレイヤーはそのコインの高さからか、あまりドン・モグーラに行っていなかったのでしょう。2016年1月10日に、ローブの混乱耐性付き頭が飛ぶように売れました。
その需要に錬金職人で気づいていた人は少なかったようです。おそらく職人はそのお金で既にモグラコインも、モグラ用装備も買っていたのでしょう。しかし多数のプレイヤーが、混乱100%はおろか、40%程度の失敗品であっても(当時は錬金石がなく、下や指をプラスして100%にしたのでしょう)、競うように装備を買っていきました。
このようなバブルはそうはありませんが、ライバルが少なく、しかし購入者は結構いる、といった装備・錬金の組み合わせは探すと発見できることが少なくありません。
そしてその装備・錬金の組み合わせは一度ライバルが増えて効率が悪くなっても、しばらく後になるとまた穴場になっていることも珍しくないです。
お出かけツールで売れてそう、ライバルの少なそうな商材を探し、十分な利益が出る値段で出品し、その日のプレイ中に見事に売れる。
この流れが私がドラクエ10をプレイしていて、一番気持ちいい流れかもしれないと思っています。
このブログでは数年練金職人をやってきてた私が気づいたこと、やってきたこと、ちょっとしたテクニック、そしてドラクエ10の金策やプレイとの付き合い方を書いていこうと思います。
どれくらいの頻度で、どれくらいの期間書いていけるかは謎ですが、お付き合いいただければ幸いです。